■著者/山野一

【四丁目の夕日】あらすじ

勉学に励む、平凡な生活を送る主人公のたけし。ある日暴走族にからまれ、帰宅すると母が事故で入院。
そこから連鎖反応的に不幸がどんどん押し寄せて来て、結局一家を支えざる負えなくなる。
救いがないままさらなる不幸に見舞われていく、、、。

【四丁目の夕日】ネタバレ、感想

容赦ない不幸に翻弄させる主人公

一言で言うと(悪趣味)。こんな後味の悪い読後感は久しぶりだ。
だけど不思議な事に何回も読み返したくなってしまう。

これでもかというくらい、不幸な出来事に見舞われるたけし。
よくぞここまで不幸な出来事思いつくね!と感心する。
こんなに主人公に優しくない漫画も珍しい。
ただ一つの出来事にあまり留まらず、どんどん進んでいくから途中じっくり考える事なく
読むことができるのがせめてもの救い。
だけどなあ、、、。作者はこの漫画をどういう気持で書いたんだろう?
たけしほどではないにしても、阻害されたりしたのだろうか。
心に闇がないとこんな漫画は書けないと思う。
名作だと言われているが、どうなんだろう。
やっぱり名作なのかな。

たけしを心配する友人の英一。これがまたたけしと対象的に恵まれた人生を送っているから、
心配してくれていても「向こう側」な感じがしてよけいに惨めになる。
たけしの貧乏ったらしさ、境遇がよけいに浮き彫りにされて悲しくなった。
そこらへんも作者の意図を感じる。
本当にどん底です。たけしが何をした?かけしの家族は?
ただ平凡に生きてきただけなのに。
それでも、精神崩壊ギリギリの所でふんばって家族のために必死になっているたけし。
最後の最後で助けられ、明るい未来が訪れてほしいと願いつつ読み進めた。
たけしにとってはあのラストはあれで良かったのかな、、。
せめてそう思わないとやるせなさすぎる。

もし、読まれるのならグロい場面もあるから、苦手な方は避けておいたほうがいい。
あと、初めに書いたけど読後感の何とも言えないやるせない気持ちも覚悟が必要。
「三丁目の夕日」みたいなほのぼの、温かさを期待して読んだら痛い目に合う。
題名は似ているが全く正反対。
だけど、グロが苦手でなければ、ぜひ一度読んでみてほしい。

心に残ったシーン

こっそり夜中に家を抜け出して秘密基地?(これがまた切ない)のような所で、
幸せだった昔の自分を回想するシーンが心に残る。
何回見ても悲しくなる、、。

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