■著者/押見修造

【血の轍 8巻】あらすじ

静子に押されて崖から落ちたしげるは、転倒したことで記憶が戻った!?
静子におびえる様子を見て、伯母さんが疑いだす。静一はそれをきっぱりと否定し
、そんな静一に静子は心動かされ、二人の絆が一気に深まる。
だが納得いかない伯母さんは真実を追求しようとうと動き始め、静子と静一に迫りくる。

【血の轍 8巻】ネタバレ、感想

事故の真相が暴かれる?

このままでは終わらないと思っていたけど、やっぱり来たね。
しげるの記憶が蘇って、伯母さんの追求がはじまる。
実際に静子から崖から突き落としたわけだけど、
静一が「ママはそんなことしない!!」と怒鳴って否定するんだけど、
ママが崖から突き落とすの見てたよね、静一。
静一の中では、本当に「ママはやっていない」に記憶がすり替わってしまったんだろうか。
吹石さんとの仲を裂かれて(しかも静一自ら拒絶するように心理操作されて)、
静一の世界は「ママ」だけになってしまったから
(本人もそれを望んでいた?)
ママがいなくなったら、自分の世界の全てが崩れて失くなってしまう
恐怖は相当なものだと思う。
そしてママをかばったことで静子が感動して、べ~ったりになるんだけど、
これがまたすっごい違和感。まるで恋人同士のような仲睦まじさ。
静子も静一もそれがおかしい事だと思わないのが怖い。
中学生の息子と母親がぴったり抱き合ったり、手をつないだり、
明らかに愛情が歪んでいる。
そして前から思っていたけど、父親の影が本当に薄い。
本来なら夫に向ける愛情や不満や諸々なものが、形を変えて全部子供に背負わせている感じがする。

心理描写がすごい

押見修造先生の他のコミックはなんだか読むのに疲れてしまって【悪の華】なんかは
読み終わった後はエネルギーを吸い取られたようにぐったりしてしまったけど、
血の轍は夢中になって読んでしまう。
何がすごいのかって、表情ひとつ、目の動きひとつに
心理描写がよく描かれていて、読んでいると引き込まれる。
心の中の声は書かれてねいけど、その分表情から伝わるのがすごい。

静子の毒親ぶりが怖い

それにしても相変わらずの毒親っぷり、ママ静子。
読んでいて本当ゾッとする。闇の深さが怖い。
歪んだ愛情が子供をダメにする、自立を阻む、、、。
ママ静子、静一を自分の所有物だと思っているのだろか。
自己のエゴで子供の成長を阻害しようとする、まさに毒親!
表紙は静子の学生時代のものかな?
昔から可愛かったんだね。
回想シーンで、静子の学生時代が出てきたけど、現在の闇の片鱗が見える。
まあ、思春期特有のものもあるだろうが、昔から鬱屈した何かを持っていたんだね。

この先どうなるか。早く続きが見たい!

心に残ったシーン

静一とママが仲睦まじくご飯食べている時、帰宅したパパに「パパの分ご飯ないから。」と静子が言い放ち、パパがキレるシーン。
親子二人の関係が浮き彫りになって気持ち悪さ倍増。

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